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*Tippo's Life*

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百年の孤独

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「人は、絶対的な孤独を抱えている。」

そんなことを、11歳のときに思った。

孤独。
誰かや何かに拭ってもらえうようなものでは
決してなくて、
それはいつも、自分の中に「住んでいる」もの。


いつもはおとなしくしているのに、
時々それが、どうしようもなく暴れだす。
わがままに。
大胆に。
自分勝手に。

そんな時は、一人でいようが、誰かといようが、
「寂しさ」に飲み込まれて、自分の殻の中に入り込んでしまう。

逃げたくなる。
叫びたくなる。
・・・一体何から?何に対して?
分からない。

闇のように暗いこの感情に飲み込まれた時は、
じっと、自分の中に蠢くそのものをただただ見つめ、向かい合う。

昔、致命的に人に裏切られ、傷つき、打ち拉がれて、
誰も何も信じられなくなりそうになったとき、
私は、とことん精神的孤独を味わうために
一人になって、色んな感情と向き合うことにした。

信じることを、やめたくなかったから。
愛することを、諦めたくなかったから。

今では、その時間を与えてもらった色んな出来事に感謝している。
あの時間のお陰で、色んなことに気が付けた。
かけがえのない大切なものが、今、
この手の中にある・・・という感じがしている。

よく思う。
寂しさは、誰かや何かによって埋まるものでは、
決してない。

自分一人でも立てる強さ、
エネルギー、
プラスのイメージ、
生命力。

そんな、自分の中のパワーを信じられないような状態では、
「孤独」の感情の渦の中からは脱出出来ない。
いつまで経っても。
誰も幸せになんて、出来やしない。

そう。
自分の「ほんとう」を知らない人間には、
他の誰かを知ることなんて、出来ないんだ。

こんな未熟な私だけれど、
大切な人を、本当の意味で、幸せにしていきたいと願うから。


・・・なぁんて、
最近「孤独」や「寂しさ」について考えてた。
きっと、この世に生きる全ての人が感じながら
生きているであろう思いについて。

こんな暗いことを考えながらも、
いつもそれをバネにプラスの力に変えようと考えている自分が
結構好きだったりする(笑)

実はこれって、この世界に生きる上で、大切な能力かも知れない。

「孤独」を知り、その上で人と居ることを選択したとき、
「当たり前」は「当たり前」で無くなり、
全てが特別なことになって、
感謝すること、反省すること、学ぶこと、
全ての出来事を自分の糧にすることに敏感になって、
魂が磨かれる。

「陰」を知らずして「陽」を知ることが出来ないのと同じように。
暗と明はいつも対だから。

だから、友人でも、仲良くなる人は、
本当の意味での人生の「暗」の部分を意識しながら
生きているような人かも知れない。
そういう人って、醸し出している雰囲気が違う。
何か感じるものがある。
もちろん「暗」を意識しながらも、
「明」を感じている人。
希望をいつも胸の中に持って、きらめきを内に秘めている人。

そんな人が、私は好き。

孤独な時も、女友達が、いつも支えてくれた。
とことん、話を聞いてくれた。
私を必要としてくれた。
ありのままの私を受け入れてくれた。

今の私があるのは、みんなのお陰。
「生きている」んじゃなくて、
「生かされている」んだ。

自分の中の、蠢く感情と向き合いながら、
私はいつも、周りに支えてもらっていた。
本当に感謝しています。
この気持ちを忘れること無く、邁進していきます。

ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。


百年の孤独_b0205069_1415573.jpg
人が抱える「孤独」は、拭えるものではないのだけれど、
それでも私は、そんな人間同士が集って、
心が触れ合って、身体が触れ合った時に生まれる
「温もり」が好き。

「人は、絶対的な孤独を抱えている」

そう。
だからこそ、私たちは支え合い、助け合い、愛し合い、
生きていくんだと思う。
by moonsk | 2010-11-22 14:27 | 東京生活(石神井編)
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