調子に乗って、
言いたいことドバーッと、
口に出していたら、地雷を踏んだ。
まだ小さかった頃、
「言いたいことをそのまま口にすると、どうも人を傷付けるなぁ・・・」
と気が付いてから、
どうやったらちゃんと、自分の気持ちが伝わるのか、
どうしたら相手と同等の立場でいられるのかをよく、
考えるようになった。
それでも、時に、失敗する。
言葉って、とてもムツカシイ。
時に、切れ味のとっても良いナイフのように、
相手の心を斬りつけていたりする。
たとえ、良かれ・・・と思ってる言葉や想いも、
相手にとっては大きなお世話だったりする。
こちらも気付かぬうちに、
相手の触れられたくない部分に、
手をかけてしまっていたりする。
一度、自分の口から発された言葉には、
責任と重みがある。
そこには「言霊」が宿っていて、
放った相手を、生かすことも、殺すことも出来る。
受け取った相手の中で、
それは、大きく成長して、
一人歩きし始めたりする。
要するに、
放った時点でそれは、
もう私の「言葉」ではなく、
受け取った相手の中で生きる、
言わば「意味を持った命」なのだ。
だから、口にする言葉には、
気を付けなければならない。
考え無しに、思ったことをポンポンと無責任に、
外に発してはいけないのだ。
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「口は災いのもと」とは、よく言ったものですね。
でも、ちゃんと自分の気持ちを相手に真っ直ぐ伝えたいときは、
少々ハッキリした言葉を用いてでも、
伝えなくてはならない時だって、あります。
その場の空気を読んで、
適切な言葉を選んで相手に伝えられるかどうかは・・・
それぞれの持ち合わせているセンスですね。
歩み寄れるのか、
はたまた仲違いして終わるのか。
それは、
自分の中の「謙虚さ」が、
重要になってくるでしょうね。
勘違いしてはいけません。
自分は決して、
一人で生まれてきたのでも、
一人で生きているのでもありません。
周りの皆様あってこその、
今の自分。
このことが分かっていれば、
この次にとるべき行動は・・・
自ずと分かってくるはず。
相手とじっくり腰を据えて向き合うことでまた、
自分自身とも向き合うことにもなる。
他者との対話。
自己との対峙。
人間社会の中で、生きる。
日々、精進ですね。