ひどく落ち込むことがあって、眠れなくなり。
夜な夜なテレビを付けると、そこには水の中を泳ぐ、
アスリート達の姿。
ぼぉっと、その姿を見つめていて、ふと、
「彼らは何のために泳いでいるのか」という疑問が、頭をよぎる。
「競うことに、戦うことに、何の意味がある?」
でもその問いは、「何のために生きているのか」という問いに、よく似ている気がする。
なぜ泳ぐのか?
それは、ただただ、自分が掲げた目標のため。
泳ぐことも、走ることも、飛ぶことも。
人は、自分が掲げた、その少し高い目標達成に向かって、
努力したり、成功して喜んだり、失敗して泣いたり、
そういうことを繰り返しながら、前を向いて歩いて行く。
つまづいても、転んでも。
立ち上がって、前を向く。
自分が受けた命を、精一杯、生きるために。
他人と戦っているように見えるだけで実は皆、
自分自身と闘っているんだ。
「何のために生きるのか」
それは愚問だ。
私たちはきっと、ただただ生きるために、生きている。
それだけで、十分なんだ。
そして、その中で、
自分なりの目標を持って、それに向かって歩いていけばいい。
余計な感情に振り回されていると、方向を見失う。
エネルギーの無駄遣いは避けた方がいい。
生産的な想像に、思考に、切り替えた方がいい。
「本当の目的地」を見失わないために。
与えられた時間は、有限なのだから。
「今」を大切に、生きよう。
(写真:ライブドアブログから拝借)
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